第6回日本リーグ

V.LEAGUE

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DECADE INTRODUCTION

1972

WOMEN
女子

第6回日本リーグ

第6回日本リーグ

優勝は、最終日のヤシカ対日立武蔵の対戦まで持ち込まれた。ここまで両チームは1敗同士で、仕組まれたような決戦にスタンドは満員の8,000人。当時の女子では珍しいことだった。ミュンヘン・オリンピックに出場したベテラン選手をそっくり出場させ、悲願の優勝を狙うヤシカ。主将の岩原豊子がこのゲームを最後に引退するということで、気力の盛り上りがうかがえた。一方、対する日立は、生沼スミ江が抜けたとはいえ、平均年齢21歳という若さで、1回戦ではヤシカを簡単に退けていた。だが大事なこの試合では、大接戦の予想を覆して、ヤシカがストレートで日立を破り、初優勝を飾り万年2位の汚名を返上した。
日立はやはり若さが裏目に出て、調子が落ちたときに頼る者がいなかったのが弱点となった。しかし、エース岡本真理子に風格がでてきたなど明るい材料も多かった。4位に食い込んだ三洋電機はこの年、実業団リーグから日本リーグに昇格したばかりのチーム。チームを結成して数年でここまで来たのは、賞賛に値した。
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